十八巻が出るまでの繋ぎとして読んだ、スタニスワフ・レムの『宇宙創世記ロボットの旅』が面白かったので、レムの別の作品を読んでみようと思った。
ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237) (文庫)
本屋で探していたら、上記の本が見つかり、三部作だというので、『エデン』と『砂漠の惑星』の三冊を購入。
で、『ソラリスの陽のもとに』を読み終えたんだが、なんと、書かれた順番は『エデン』(1959)>『ソラリスの陽のもとに』(1961)>『砂漠の惑星』(1964)だというじゃないかΣ(゚д゚ ;)
ミスった!と思ったけど、ホーガンのガニメアン三部作ほどの繋がりはないらしい(あくまでテーマが共通しているのみ)ので、一安心。
いろいろ謎を残しつつ、終了してしまうソラリスなんだけど、作品テーマとしては、「謎を解くこと」が据えられているわけではないので、これでいいんだろうと思った。
そんな感じで、あくまで異文明との接触をひたすら淡々と、そして人間の、理解しようとする努力が空回りする様を描き続けていたのに、最期、ハリーが自分の意志で消えることを選ぶような、しっとりする場面もあったり。
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