2009-07-18
未来世界から来た男(NIGHTMARES AND GEEZENSTACKS)
フレドリック・ブラウンの短編集。
もうホントに、一話が二ページとかが多いのでサクサク読める。
だけど、まあ、なんだ。書かれた時代が古い所為もあるけど、邦題にもなってる“未来世界から来た男”のオチはひどい。あと、自分のセンスがアメリカンでない所為か、何が面白いのか判らないのも何個かあった。
そういった点を考慮しても、全体としては楽しめたと思う。
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本
最後の星戦 老人と宇宙3(THE LAST COLONY)
第二部では脇役だったジョン・ペリーだが、第一部、第二部で登場した人物をひっさげて、満を持しての第三部。
ジョンは、既に軍を引退し、とある植民地の監査官としての日々を送っていたが、コロニー連合の要請により、新しい植民地に赴くことになる。だが、その裏にはコロニー連合やその他のエイリアン種族からなる組織の企みが渦巻いていて、否応なしにジョンとその仲間達は巻き込まれていく。
ジョンは、既に軍を引退しているので、例の緑色の強靱な体はなく、あくまで普通の人間として(それでも精神年齢と肉体の年齢がちぐはぐなわけだけど)事件に当たっていくんだけども、第一部や第二部はアクションシーンが多かったので、第三部はかなりおとなしく感じるが、それはそれで不満はない。
登場人物も多すぎず少なすぎず、相変わらず軽妙なジョークの応酬、巨大な陰謀を巡る争いと諍い(人間もエイリアンも)で物語は進んでいく。
最後、ペリーの名に相応しい肩書きと、その肩書きに相応しい役目を果たしたところは噴く。
ペリーが主人公の物語はこれで完結らしいが、娘のゾーイ視点で今回のお話が語られる作品も発表になってるらしく、そっちも期待大。
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本
2009-07-07
大東京トイボックス4
4巻を読む前に言っておくッ!
購入後 -> 4巻きたー(゚∀゚)
読了後 -> 展開が暗いー('A`)
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった。
3巻も暗いまま終わったけど、まさかそのまま4巻も終わるとは!しかも、劇中で起こってることが、“あー、業界ではよくあることよ(by依田)”という感じが強過ぎて、それもまた('A`)
けども、それイコール面白くないわけではないし、ノンフィクションじゃないんだから、その内晴れるときも来るだろう(´ω`)
とりあえず、5巻に期待。
銀色の恋人(THE SILVER METAL LOVER)
iPhone3GSを予約しに行ったときに、待ち時間で本屋を物色していて発見。表紙が今風だったので、新作かと思ったら、新装版だった。どうも、続編が最近になって出版されたので、新装版と相成ったらしい。
ロボット(シルヴァー)に恋する女の子(ジェーン)の話。丁度、“ヴァーチャルガール”と逆の構図かな。
世間知らずで、前半は鬱陶しくもあったジェーンが、シルヴァーと一緒になるために奔走し、成長していく。最初は機械的で、その優しさもプログラムされたものでしかなかったシルヴァーも、後半になると、いろいろと変化が現れてくる。
そして、最後はお約束、クソ人類どもの嫉妬によって、シルヴァーは廃棄されてしまうのだが……。
しっかし、ダメだ。この手には滅法弱い。最後泣く(;´д⊂)
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プロバビリティ・スペース(PROBABILITY SPACE)
これも読んでから、間に二冊入ってるので記憶が(;´д`)
第三部。
埋まっていた人工物を“世界”から持ち出した人類。それは同時に、“世界”から、共有現実を奪い取ることでもあった。
第二部の最後では、共有現実を失った“世界”についての描写も多少あり、牧歌的で平和だった世界から、一気に暗黒時代へ突入したかに見えたが、“世界”人達は共有現実に変わる、新しい価値観を身につけつつあった……。
みたいな感じで終わった第二部。そして、共有現実を奪い去ったことを後悔するカウフマンが、再び“世界”を訪れようとするのだが、時を同じくして、カペロが何者かに誘拐されてしまう。そして、カペロの娘アマンダは、様々な人々の協力(時には脅威も)を受けて、父親を捜し求める。
割と、淡々と物語が進み、盛り上がることもなく、終了するんだよなあ。
第三部。
埋まっていた人工物を“世界”から持ち出した人類。それは同時に、“世界”から、共有現実を奪い取ることでもあった。
第二部の最後では、共有現実を失った“世界”についての描写も多少あり、牧歌的で平和だった世界から、一気に暗黒時代へ突入したかに見えたが、“世界”人達は共有現実に変わる、新しい価値観を身につけつつあった……。
みたいな感じで終わった第二部。そして、共有現実を奪い去ったことを後悔するカウフマンが、再び“世界”を訪れようとするのだが、時を同じくして、カペロが何者かに誘拐されてしまう。そして、カペロの娘アマンダは、様々な人々の協力(時には脅威も)を受けて、父親を捜し求める。
割と、淡々と物語が進み、盛り上がることもなく、終了するんだよなあ。
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本
2009-07-05
プロバビリティ・サン(PROBABILITY SUN)
だいぶ読んでから間が開いてしまった(;´д`)
第二部。
第一部で“世界”の軌道上を回っていた人工物は失われたけども、まだ“世界”の地表に埋まった人工物が存在してるわけで、今回は、それを掘り出しに行くお話。
第一部でも人工物が何なのか?どんな作用があるのか?は不明だったわけだが、今回はそれを解明するために、新キャラの物理学者カペロが同行。謎解きに奮闘する。また、人類と敵対関係にあるフォーラーも、その姿を現してくる。
第二部で初めて、“プロバビリティ・サン(確率の太陽)”という単語が出てくる。第一部では、人工物が軌道上に浮かんでいたので、“プロバビリティ・ムーン(確率の月)”というわけか。で、第三部は?
第二部。
第一部で“世界”の軌道上を回っていた人工物は失われたけども、まだ“世界”の地表に埋まった人工物が存在してるわけで、今回は、それを掘り出しに行くお話。
第一部でも人工物が何なのか?どんな作用があるのか?は不明だったわけだが、今回はそれを解明するために、新キャラの物理学者カペロが同行。謎解きに奮闘する。また、人類と敵対関係にあるフォーラーも、その姿を現してくる。
第二部で初めて、“プロバビリティ・サン(確率の太陽)”という単語が出てくる。第一部では、人工物が軌道上に浮かんでいたので、“プロバビリティ・ムーン(確率の月)”というわけか。で、第三部は?
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