頭の中にエイリアンが寄生してしまう“たったひとつの冴えたやりかた”、かつての自分の恋人とその孫クローンに出会う“グッドナイト、スイートハーツ”、異星文明とのファーストコンタクトに於ける危機を描いた“衝突”の三編を収録している。
三編共に、お話は独立しているが、設定や世界観等は共有しているようで、同じ名前の人物や物が、二編に渡って出てくることもままある。
その中でも、問題に直面した際に“たったひとつの冴えたやりかた”を選ぶことになる第一話が泣ける。
そして訳者あとがきで驚愕の事実が。
この作品を書いた、
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの最期は、痴呆症の悪化した夫を射殺した後に自分も自殺。
それが、“たったひとつ”の冴えたやりかただったのか、知る由もない。
3 件のコメント:
タイムリーなことに俺は今「老いたる霊長類の星への賛歌」を読んでます。
ティプトリーはその人生が一つの物語のようで非常に興味深い作家だと思います。
そういえば昔愛はさだめ、さだめは死読んだこと思い出した。何故これを選んだのかは謎。
おお。シンクロニシティですな(´ω`)
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