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2008-11-08

遺伝子の使命(ETHAN OF ATHOS)



ミラー・ダンス』と『メモリー』の間に(出版順的に)位置し、『戦士志願』で初登場したエリ・クインを主役に据えた、外伝的かつ閑話休題的なお話。

 

惑星アトス。

男性しか居ない星、純潔の誓いを立てた父祖によって植民された星。

子供は、卵子培養器と人工子宮によって生み出される。

そんな星から、ひょんなことから派遣されることになったイーサン。生まれて初めて、外の世界に出て、女性というものを見る彼の驚きが面白い。

そんなイーサンとクインが出会うのだが、“デンダリィ傭兵隊あるところ騒動あり”なのは本書も変わらずで、仇敵セタガンダやら、ステーションの監視員やら、ジャクソン統一惑星やらが出てきて、イーサンも当初の旅の想定とはかけ離れたところで、巻き込まれていく……。

まあ、最後はハッピーエンドなんだけどね。

 

しかしだな。女性とじゃなく、男性としてりゃ、純潔を守れるのか?ってのは大いに疑問だw

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