ページ

2008-11-08

ミラー・ダンス(MIRROR DANCE)



親愛なるクローン』に登場した、マイルズのクローンであるマークが再登場。

マイルズになりすまし、デンダリィ傭兵隊を乗っ取って、同郷のクローン達を救出に行ったはいいものの、失敗し、追い詰められてしまう。

そこへ、マークと、マークに騙された隊員達を救うために、本物が救出にやってくるが……。

 

上巻の半分くらいで主人公が死ぬという……。まあ、今作の実質的な主人公は、マークなのかな。

同じ遺伝子を持つクローンとはいえ、生まれた場所も、成長した過程も、もっと言えば、生み出された理由も違う。

マイルズは、両親の幸せとマイルズ自身のために。マークは、テロリストがバラヤー帝国に復讐するために。

そして、自分を生み出したテロリストが居なくなって目的を失ったために、自分の存在理由を見つけることが出来ず、苦しんできたマーク。

そんなマークが、“どうせ俺はクローンなんだ”と言う、捻くれた所から、自分の存在理由を見つけていく物語である。

 

#あれ?ビジョルドで上下巻って初めてじゃないかな?

0 件のコメント: