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2008-09-06

親愛なるクローン(BROTHERS IN ARMS)



どこにも売ってないので、仕方なくネットで買った。ネットで買うと、カバー掛けてもらえないから、イヤなんだよね(;´д`)

さておき、ようやくマイルズのその後が読める。

あー、前作で、帝国軍士官という身分と、傭兵艦隊提督という、異なる二種類の身分を持つようになってしまったマイルズ。

そして、その二重生活を続ける中での騒動を描いたのが、今作。

 

とある騒動から、身分がばれそうになるが、その場の出任せで、『もう一人の自分は非合法のクローンなんだ!』と言い逃れる。しかし、言い逃れてみたはいいものの、帝国に復讐しようとする勢力により、本当にクローンが作られていた……。

“嘘から出た真”とでも言うのか、正体がばれそうになるピンチを、うまく誤魔化したぞ!と、マイルズが自画自賛してるところへ、本当にクローンが現れ、入れ替わってしまうところが笑える。

また、自分を陥れるために作られたクローンに対して、マイルズが抱く感情も面白い。

そういえば今作では、従兄弟であるイワン・ヴォルパトリル(前作では、うっかり八兵衛みたいな扱いだったw)が、意外にも活躍し、マイルズとの関係描写も、かなり掘り下げられている。

最後は、戦士志願自由軌道に続く、お約束のハッピーエンド。

 

L・M・ビジョルドは、読後感がとても良い作家だと思う(今のところは)。

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